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国家資格を取得し、社会意義の高い仕事であることを実感。より高度な技術の研鑽に努める毎日
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■ 母の影響と子どもの頃の思い出から、歯科医療の道へ |
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母親が医療関係の仕事をしていたこともあって、幼い頃から医療の世界に親近感を抱いていたという高橋さん。子どもの頃に通院していた歯科医院で自分の歯の模型をもらったことが歯科医療に興味を持つきっかけになったという。「当時、歯の模型は歯医者さんが作っているのだと思っていました。でも、後になってあの模型は歯科技工士という職業の人が作っているということを耳にし、おもしろいなあと」。その関心は失せることなく、高校時代には歯科医院のアルバイトまで経験。そして高校3年の進路を決める時、しっかりした資格を持って仕事をしたいという思いが歯科技工士という職業に結びついた。 「元々手先が器用で、子どもの頃から手芸が得意だったこともあり、自分に向いているかもしれないと思いました」。 |
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■ やる気と根気と集中力の結集が形となる喜び |
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専門学校選びでは、自宅から通えることを条件に資料を取り寄せ、高橋さんは全ての学校を見学。その中で少人数制で、じっくり技術を習得できそうだと感じた愛歯技工専門学校に入学を決めた。卒業後、2004年から(有)ケイ・ディ・エルに入社。実は同社には高橋さんの恩師の友人が歯科技工士として勤務しているという。「恩師からすごい腕前の方がいらっしゃると伺い、その方のもとで働きたいと思ったのです」。現在は、削った歯にかぶせるクラウンやインレーなどを担当。1日に手がける技工物は10数本にものぼる。「入社当初は1本に30分もかかっていましたが、今は半分の時間に短縮できるようになりました」。一つとして同じものがない技工物の製作。細かな手作業が続くため、集中力と根気がいる仕事だ。しかし、費やした労力と時間が形となって見えるところも、この仕事のやりがいとなる。「自分なりに満足のいくものができると、やったぁー!という達成感がありますね」。 |
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■ より質の高いものを作り、社会に貢献したい |
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この仕事の最大の魅力は、健康に深く関わる歯の治療に貢献できるという社会意義の高さにある。「自分の作った技工物が実際に患者の口腔内にセットされているのを見て、私も人の役に立てていることが実感でき、うれしくなりました」。しかし、学生時代以上にまだまだ勉強することは多い。やはり先輩方の出来上がった技工物を見ると、自分の作ったものは見劣りしてしまい、もっと質の高いものが作りたいという気持ちが募る。「先輩方の仕事ぶりを参考にしながら技術を磨き、いずれは保険外の技工物も任せてもらえるようになりたい」、それが高橋さんの目標だ。歯科技工士は男性の仕事というイメージがあり、高橋さん自身もこの世界に進むことに勇気が要ったという。だが、実際は男女の差別もなく、完全実力主義の世界。国家資格であり、結婚や出産をしても続けられる息の長い仕事である。高橋さんにとっても生涯の仕事となりそうだ。 |
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